2016年7月度の定例会についてご報告致します。
7月度の定例会は、野間元太会員の提案企画として、『診断士よ、今こそ最強の経営ゲーム「囲碁」を知ろう!』というテーマで開催されました。
はじめに、野間会員の自己紹介と企画趣旨の説明に続き、講師の紹介がありました。
根本 明 様(写真右)
1970年生まれ 囲碁アマ六段・(一社)全日本囲碁協会 理事・(株)石音 代表取締役。
筑波大学附属駒場中で囲碁を始め、高校選手権団体7位入賞
2005年 商社マンから転身し、(株)石音設立。 ネット囲碁サロン『石音』運営開始
著書に『目のつけどころはシニアに学べ』(平成出版 2015年12月)
ラジオ・新聞・テレビ等で「年上の友人を持とう」と発信中
井桁 健太 様(写真左)
1990年生まれ 囲碁アマ五段
大学から囲碁を始め、大学対抗の団体戦を目標に勉強に励む
2014年 若手社会人サークルDiskToneを結成。会社員を辞め、囲碁イノベーショングループStartupIGO!!の代表を務める。2015年IGOホールディングス株式会社代表取締役に就任。
三か月で初段を目指す集中特訓プログラムで注目を集めている。
野間会員から、「囲碁界のホットな話題」・「囲碁の歴史」と、それを踏まえて、「診断士はなぜ囲碁をやらなくてはいけないか」について、以下の2点を伺いました。
1)“検索に頼らない力を育む”:囲碁は、「自分のアタマで考える」のに最適なゲーム。盤上では実際にやって失敗することが出来るのが、囲碁の大きな魅力。
2)診断士は「視点力」が重要であるのに対し、囲碁は「目のつけどころを磨く」ことができるゲームであること。
次は実際に、根本様と井桁様のご指導の下で囲碁を体験しました。
基本のルールは3つ。
・交互に線と線の交差点に置く。(黒からスタート)
・一番近い線の交差点で呼吸していると考える。(呼吸点)※斜めは関係ない。
呼吸できなくなると、相手にとられてしまう
・囲碁は陣取り。自分の囲んだ交差点が自分の陣地になる。最終的に広い陣地をとったら勝ち。
陣地の単位は”目(もく)”。限られた石でいかに多くの陣地をとるか。
また、ゲームを進める中で根本様から、
“効率性と確実性のトレードオフに挑戦しているのが「囲碁」。”
「定石」「布石」「にぎる」など、日常の言葉で囲碁に関係する言葉は多い。・・・などなど、大変興味深いお話を数多く伺いました。
最後に、「実務に活かせる驚きのポイント」も伺うことができました。
また、囲碁に興味を持った方向けに、下記のご紹介を頂きましたので共有します。
・打ちたい方向け:
「石音」(根本様の運営する、初心者と上級者がWeb上で対面で対局できるWebサイト)
「3ヶ月で初段プロジェクト」(井桁様主催の囲碁初心者上達プロジェクト)※次回は9月から。
他に、ダイヤモンド囲碁サロン・IGO AMIGOなど。
・読みたい・みたい方向け:「GOTEKI」7月1日発行のフリーペーパー。なかなか入手しにくいため、今回参加者に配布頂きました。他に、「週刊 碁」や「HOPE」(7月17日スタートのドラマ)など。
・研修で活用したい方向け: 「全日本囲碁協会」囲碁というゲームの中でビジネスに活かす取組をされています。
この定例会後に囲碁のセットを購入したという会員もいました。かくいう私も、無料アプリを帰り道にダウンロードして隙間時間に楽しんでいます。
囲碁への扉を開いてくれた本会、大変有意義で楽しいひとときでした。