2016年5月度の定例会についてご報告致します。
5月度の定例会は中小企業政策研究会の企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チームの企画として、「~企業内でもここまでできる!~企業内診断士けもの道★真打」をテーマに、チームを代表して三木会員、井上会員、中郡会員、高橋会員に講演いただきました。
冒頭でチームリーダーの三木会員から本講演の対象が「合格して今後どうしようかと考える企業内診断士」と説明があったように、今年入会した診断士1年目の会員が多く参加していました。本定例会は、企業内診断士の活動を「診る」「書く」「話す」「働く」の4つの切り口から、「どんな活動ができるのか?」「どうすればできるのか?」「企業内でどこまでできるのか?」と話が進みました。
「診る」という視点では、井上会員の診断経験の話がありました。資格更新に必要な実務ポイント取得と理論政策研修の受講を3年間で完了した井上会員が、診断実務の機会をどのように獲得したかという話は、診断士1年目の会員が2年後、3年後をイメージできるような興味深い内容でした。
「書く」という視点では、中郡会員の執筆経験の話がありました。本業で執筆と関わりのない中郡会員が、執筆機会をどのように獲得して、その後もどのように継続しているか、執筆のメリットの紹介は、参加者が執筆にチャレンジしたいと思える力的な内容でした。
「話す」という視点では、高橋会員から講師経験の話がありました。診断士1年目から講師となったきっかけ、どのような準備をしたのか、講師としてのやりがいについて話がありました。講師業は、相手を動かして成果に結びつけることが大切だという話は、参加者に講師業の魅力を伝える内容でした。
「働く」という視点では、三木会員からは、ポジショニングマップを使用して「診る」「書く」「話す」以外の診断士活動の話がありました。また、「気仙沼バル」、「イノベーション東北」、「若手診断士シンポジウム」の事例紹介があり、企業内診断士の可能性を感じる内容でした。
最後は、企業内診断士は本業と診断士活動合わせて2倍以上の経験を積み、人生が豊かになると締めくくられました。忙しい、本業との両立が難しい、どうしたら良いのかわからないと悩む企業内診断士活動ですが、興味のある活動に積極的に手を上げて、信頼を積み上げていくことで道が開けていくことがわかり、診断士1年生にとって希望と可能性を感じる定例会になりました。見学者からも「興味深い内容ですっかり時間を忘れてしまった。」と声が上がるほど充実した会でした。