2017年度03月定例会 活動報告

2017年3月度の定例会についてご報告致します。

3月度定例会は、中小企業政策研究会のビジネスモデルカフェの企画として、チーム代表を務める木下忠会員、日景聡会員、武井綾子会員による『診断士だからこそ今「デザイン思考」を!~新規ビジネス創出法お試しワーク~』と題して、講演を行っていただきました。講演後は臨時総会が開催され、以前に広報した議題についての説明と採択が行われました。

s_0002講演はロジカル・シンキングに代表される「仮説思考」と対をなす、「デザイン思考」を解説しつつ、デザイン思考の考え方に基づいたワークショップをビジネスモデルカフェに所属する会員のアドバイスを交えながら4、5人のグループで進めていきました。

「デザイン思考」について

講演の前半では、デザイン思考の成り立ちや考え方について、講義形式で説明がありました。

 

s_0048これまで、イノベーティブな製品・サービスは個の力によって生まれてきました。デザイン思考は、この個の力を分析することで、組織として同様な製品・サービスを生み出す力をつけることを目的としています。

講義では、アレックス・オスターワルダー 他(著)『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書』(翔泳社, 2012)等を紹介しながら、わかりやすく説明が行われました。

 

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ワークショップ

講演の後半では、「混雑した電車でのベビーカー」をお題とし、「共感マップ」や「ビジネスモデルキャンバス」等のツールを駆使した、デザイン思考のワークショップを行いました。共感マップを活用することで、乗客とベビーカーの親子の視点に立ち、各々の課題を洗い出しました。2017年1、2月から入会した新入会員も多い定例会でしたが、笑い声も混じりながらのなごやかな雰囲気の中、活発な議論が交わされていました。

 

s_0029各チームの発表

各グループを代表する1名が、議論した内容を1分で簡潔にまとめて発表しました。短い時間ではありましたが、事業として実現可能性の高いアイデアがいくつも披露され、大いに盛り上がりました。また、どのグループのプレゼンテーションも、簡潔に要点を押さえたわかりやすいもので、プレゼンテーション後には皆から自然と拍手が起こりました。

 

 

s_0059臨時総会

講演後、臨時総会が開催されました。下記の2点の議題について沢田会員により説明と採決が行われました。

①中小企業政策研究会の東京都中小企は業診断協会城南支部からの脱会について。
中小企業政策研究会の分科会・研究会活動についても、それぞれを独立した研究会として登録要請や城南支部に所属する会員が7割を占めることなどの要件成立が困難であり、今後は任意の研究会として今までと変わりなく活動を継続していくことが説明されました。
②サポーターに対する慰労について
サポーターは今まで、ボランティアとして中小企業政策研究会の運営のサポートを実施し、貢献を提供してきていたが、3月定例会後に5万円を上限にサポーターの慰労に支出することについて説明されました。

採決の結果、両議題とも賛成多数であることが確認されました。

 

s_0071新サポーターの紹介と募集

今年度のサポーターのリーダーである松田真吾準会員により、新サポーターの紹介と募集が行われ、新しく2名の方がサポーターに参加することになりました。

尚、現在も、本会の運営を支えるサポーターを募集しております。サポーターに参加することで、中小企業診断士間の人脈形成等を行いやすくなります。ご希望の方は、次回、受付にてお申し出ください。

 

新規入会希望者へのご案内

中小企業政策研究会では引き続き新入会員を募集しております。中小企業政策研究会は試験に合格された方であれば、診断士登録をされていなくても入会できます。入会をご希望される方は定例会にご参加いただき、入会手続きを行ってください。皆様のご参加をお待ちしております。